過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その3だよ」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2014/04/07(月) 01:12:20.67 ID:7s224Otu0
くそ、まだまだポーカーフェイスまでは程遠いな。これくらいで動揺するとは。
……まぁでも、取り繕ってるのは俺だけじゃないみたいだがな。
八幡「……やっぱ、緊張するか?」
美嘉「あー……やっぱ、分かっちゃう?」
タハハと笑う美嘉。
その顔は笑っているが、どこか、不安げでもある。
美嘉「正直ね、こうして気を紛らわせてないと不安でしょうがないんだ。……今にも、足が震えてきそう」
目線は足下。自然と、言葉はぽつりぽつりと落ちるように出てくる。
凛だけではない。
二つ歳が上とは言え、美嘉も年端も行かない少女にかわりはない。
美嘉「ぶっちゃけ、凛があんなに参っちゃってるから、その分アタシは冷静でいられるってのもあるんだよね」
八幡「まぁ確かに他に取り乱してる奴がいると、自分は逆に落ち着いてくるって言うもんな」
美嘉「そーそー。読モで少し有名になったからって、結局はこんなモンだよ。まだまだ全然、あまちゃんだ……」
確かに彼女は、他のアイドルに比べれば少しばかり場数を踏んでいる。
けどそれでも、今まで生きてきた“時間”という経験だけは、どうしようもない。
美嘉も、凛も、俺も。
まだまだ子供って事か。
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