過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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[sage]
2013/12/22(日) 20:37:51.15 ID:HqZl913Bo
「確かに、私らしくない、とは思いますが」
だが、少女は、その変わり往く自分という物が、どうやら嫌いではないらしく
「女という生き物は、本の少しの時間でも、大きく変わる」
「そういう事ですの」
茶目っ気たっぷりの笑顔を浮かべるのだった
その笑顔の前に、御坂美琴は
「……ほぇー」
なんだか間の抜けた声を出し
「なんか、含蓄の在る台詞ねぇ……」
「って、イヤイヤ! 中1が言って良い台詞じゃないでしょ?! それって!」
「そうですの?」
「いや、どう考えても、アラサーぐらいの人間が言うべき台詞にしか」
「ふぅむ、まぁ、私が変わったか否かは置いといて、そろそろ行きませんと、流石に時間の方が」
「む、確かにね」
部屋に置いてある時計を見れば、もう夜の8時も終わりに近付いている
「ええ、それでは、今度こそ」
そう言って、少女は御坂美琴の手を取って、次の瞬間、消え去った
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