39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/28(土) 05:50:00.75 ID:YmJTGkrvo
「きっと全部吹き飛ぶぜ」
「全部って全部?」
「ああ。世界中のガスタンクに飛び火して、全部が全部ブッ飛んじまう」
「それちょっとよさそう」
ぼくはびっくりしてシナノを見た。
彼女はセキセイインコのようなきらきらした目でセミを、その向こうの吹き飛ぶ世界を見ていた。
ぼくには見えないその光景を、確かに見ているようだった。
「そんなの駄目だよ」
ぼくは無意識につぶやいた。
二人がこちらを向いた。
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