40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/28(土) 05:50:31.56 ID:YmJTGkrvo
「どうしてだ?」
セミが訊いてきた。
表面上は特別感情はこもっていないが、どこか脅しめいたものを感じた。
「どうしてそう思う?」
ぼくはひるまずに立ち向かうような気持ちで背筋を伸ばした。
「むしろなんで全部吹き飛んでいいなんて思うんですか」
「全部換えがきくようなものだぞ。多少なくなっても補充できる。
そんなのつまらないじゃないか。いっそのこと全部吹き飛ばしてしまえ、と。そう思う」
彼の言葉にはなんだか重みがあった。ちゃんと当事者としてものを見てきた響きがあった。
だから、生半可なことでは覆せないだろう。
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