6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:57:21.83 ID:HrGxzjlu0
  
 雪歩(……謝らなきゃ) 
  
  控室で待っている間私はずっと考えていました。 
  後片付けのとき、今回出た他の事務所のプロデューサーさんやアイドル、マネージャーさんたちの姿はありませんでした。 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:59:40.52 ID:HrGxzjlu0
  
  遠ざかるライブ会場をプロデューサーの運転する車の中から見送りました。 
  
  時間が経つほど積もる雪は道を隠し、車のワイパーがせわしく動いています。 
  ラジオをBGMに効き始めたエアコンが少しづつ車内を暖めていきました。 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:00:41.45 ID:HrGxzjlu0
  
 P「ここらへんなら……雪歩」 
  
  やっぱり私なんかが765プロを代表してライブに出るなんて無理だったのかな。 
  
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:01:39.79 ID:HrGxzjlu0
  
 P「ここらへんなら……雪歩」 
  
  やっぱり私なんかが765プロを代表してライブに出るなんて無理だったのかな。 
  
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:03:26.84 ID:HrGxzjlu0
  
  皆への返事を送り終えると手持ちぶさたになり、外の景色を眺めました。 
  
 P「社長、申し訳ございませんが…………」 
  
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:05:15.92 ID:HrGxzjlu0
  
 P「……ほ、雪歩……!?」 
  
 雪歩「ひぇ……?」 
  
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:07:47.22 ID:HrGxzjlu0
  心配したかいなく、理由もなく出た涙は理由もなく終わり、私とプロデューサーはある場所に来ていました。 
  
 P「すみません、空いている部屋ってありますか?」 
  
  その場所というのはホテル……というより民宿。 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:09:07.74 ID:HrGxzjlu0
 女将「お部屋ですが、あるにはあるのですが……」 
  
  それでここで一泊しなければいけないことをプロデューサーに聞かされて、当然驚いたし困ったのですが、 
 私のせいで会場の後片付けをすることがなければその前に帰れたんじゃないか、 
 私のせいでプロデューサーが足止めをくらったと思うと、わがままを言うわけにもいきません。 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:10:29.13 ID:HrGxzjlu0
  
  プロデューサーが優しい人だということは知っています。 
  私みたいなダメダメな子を見捨てないでいてくれるし、見守っていてくれます。 
  
  でも、いつからあるかわからない私の男の人嫌いはその優しさを簡単に忘れさせ、 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/24(火) 23:13:06.00 ID:HrGxzjlu0
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 ライブよりはるかに熱くなるの顔。  
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