3: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:15:36.07 ID:9UmUzo2DO
 「なんだそりゃ!?」 
  
 「だから困ってるんだよ。何か上手い使用法は無いかと思ってさ」 
  
  誰が特をするんだよこんなサプリ。 
4: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:16:35.71 ID:9UmUzo2DO
 「俺が!?」 
  
  突拍子もない話だった。そんなのは広告代理店にでも頼んだ方が良いに決まっている。しかし友人は首を振った。 
  
 「内緒でやりたいんだよ。こっそり開発してても、どこで横槍が入るか分からないし」 
5: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:18:21.20 ID:9UmUzo2DO
  友人の頼みをどうしたものか、俺は思案しながら帰宅の途についた。 
  
 「ただいまー」 
  
  自宅の玄関ドアを開けると、スリッパの音を響かせて少女が現れた。 
6: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:19:58.09 ID:9UmUzo2DO
  弟は元々線が細く、女の子に間違われる事も良くあったが、ごく普通の少年だった。 
  変化があったのは俺と二人暮らしを始めてから。学校や外では今まで通りだが、家の中で女の子の格好をする様になった。 
  
 『お兄ちゃん、この方がかわいいでしょ!?』 
  
7: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:21:43.38 ID:9UmUzo2DO
 「巨乳になるサプリ!?」 
  
  夕食の席で、弟に今日の出来事を話していた。 
  
 「うん、頼まれてな。ほら化粧品メーカーの」 
8: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:27:58.35 ID:9UmUzo2DO
 「お前が!?」 
  
 「うん! 面白そうだし、飲んでみれば良い考えも浮かぶんじゃないかな?」 
  
  上目遣いでこちらを伺っていた。興味津々な様子だ。 
9: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:32:22.53 ID:9UmUzo2DO
  食後、ソファーで二人並んで座りながら、巨乳サプリと水を用意した。 
  
 「じゃあ飲もうかな……えい」 
  
 「んっ!?」 
10: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:35:00.12 ID:9UmUzo2DO
 「うわ! どうしよう!」 
  
 「……お兄ちゃんドジっ子だなあ」 
  
 「お前のせいだろ!」 
11: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:37:34.00 ID:9UmUzo2DO
 「はあ、はあ……おっきくなっちゃった……」 
  
  こいつは普段からパッド入りの部屋着を着ているが、今の胸は目に見えて円みを帯びていた。 
  
 「おお……これは」 
12: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/12/25(水) 00:47:47.91 ID:9UmUzo2DO
 「やめ……やめろっ!」 
  
 「……このサプリ、胸や乳首は敏感になるみたいだね」 
  
  俺が強く言うと手を離した。確かにそういう効果はある様だ。 
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