過去ログ - 夏海「これまでも、これからも」雪子「私も」
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24: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:30:49.34 ID:6Tmg2yryo
私は小鞠の分の朝食を温めなおしながらきいた。

雪子「今日の晩ご飯、なにがいい?」

小鞠「うーんと、なんでもいいよ」
以下略



25: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:33:16.20 ID:6Tmg2yryo
昼ご飯を済ませた後、カレーに入れるジャガイモを切らしていたので、コープまで買いにいくことにした。


家の外に出ると、冬らしいカラッとした空気が肌を切って過ぎた。

以下略



26: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:36:21.13 ID:6Tmg2yryo
夫と結婚したとき、田舎に住もうと提案したのは私だった。

親戚のつてで、なんとか手に入れたのが、今私たちが住んでいる平屋の建物だった。

私のわがままであったが、けれども夫もそこまで反対しなかった。
以下略



27: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:52:47.42 ID:6Tmg2yryo
声をかけてきたのは、近所に住んでいるおばあさんだった。

村人「ちょっとジャガイモを多く買いすぎたものでしてね。雪子さんにお裾分けしようかと思って」

雪子「ええ、そうなんですか。いつも助かります。つい先ほど、ジャガイモを買ってきたばかりだったんですが……」
以下略



28: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:55:50.23 ID:6Tmg2yryo
村人「若い子はやっぱり元気が一番だね。お友達とクリスマス会だなんて、賑やかでいいじゃないですか」

私は夏海が昔、遊んでいて彼女の家の窓ガラスを割ったことを思い出した。

雪子「賑やか過ぎて、迷惑をかけるのはダメだと思います。――あの時は本当にごめんなさい」
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29: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:58:30.81 ID:6Tmg2yryo
そろそろ夕食の支度をしなければならない時間だった。

太陽はもうとうの前に沈んでいる。

しかし、まだ夏海は帰って来ていなかった。
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30: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:01:33.63 ID:6Tmg2yryo
小鞠「わたし、いろんな人のところに電話をかけてみるね」

まず夏海が行きそうなところを押さえて、電話をかけるのが先だろう。

小鞠「……ダメだ、駄菓子屋、応答なし」
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31: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:03:46.12 ID:6Tmg2yryo
蛍母「どうもすみません、私いつもお世話になっている蛍の母です」

雪子「あ、はい……どうも」

蛍母「うちに遊びに来ていた夏海ちゃんを、送りに来ました」
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32: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:05:21.28 ID:6Tmg2yryo
その時、玄関のドアが開く音がした。

夏海「ただいまー!」

雪子「こんな遅くまで、家への連絡もなしに……ほら、あんたもついてきんさい」
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33: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:07:34.03 ID:6Tmg2yryo
蛍母「それより、うちの蛍をクリスマス会に呼んでくれるんですか? ありがとうございます」

雪子「あ、いいんですよ。蛍ちゃんみたいな子が来てくれるのは、私も嬉しいわ」

雪子「うちの夏海と違ってお利口な良い子ですもんね」
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34: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:09:35.39 ID:6Tmg2yryo
夏海「母ちゃん、来てもらおうよ。……実は私が誘ったんだけどね」

雪子「こら、あんたまた他の人に世話かけて……」

蛍母「まあまあ……クリスマス会に呼んでもらうなんて、楽しそうでわくわくします」
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