過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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◆tetWnihkA6
[saga]
2013/12/27(金) 21:12:23.19 ID:wXT+Y/y/0
友香「……でも大丈夫なんですか? センター近いのに、忙しいでしょう?」
美幸「うーん、センターまであとちょっとで一ヶ月ってなると、何だか何をやっても無駄なような気がするっていうかー」
梢「本当はそんなことないのですけど……しかし、焦ってストレスを溜め込むのもよくないですからね」
莉子「梢先輩は普段からちゃんと勉強してるし、大丈夫ですよ!」
梢「ふふふ、ありがとうございます」ニコリ
美幸「ちょっと莉子ちゃん。私もちゃんと勉強してるよー、もー」
掃除で遅くなる澄子を除いたスタメン四人は、朗らかな会話を交わしていた。
本来この時期に三年生に登校義務はなかったので、莉子は二人の先輩が部室にやって来て会話が出来ているという事実が嬉しかった。
莉子「二人ともK大を狙ってるんでしたっけ」
美幸「うん。模試の結果は一応A判定だったから、後はセンターで失敗しなければ十分いけるはずだよ」ピース
梢「もう、美幸さんはそうやってすぐ調子に乗る……模試というのはあくまでも規準でしかないのですからね」
美幸「分かってるってば、もー」ブー
友香「あはは……ところで、今日は先生はいないのでー?」
莉子「えーっと、昨日の近畿での集まりの話があるでしょ? それで三箇牧まで行って、参加の意思を聞いてきてるみたい。部活やってる間に帰ってこれるかは微妙だって」
友香「確かに三箇牧の荒川 憩は団体戦には出てないけど個人戦二位だから是非来て欲しいでー……にしても、澄子先輩遅いでー。さっきからずっと待ってるのに……」キョロキョロ
莉子「そう言われると、掃除にしても遅いかも……」
友香の言葉を聞いた他の三人は、そこで部室の戸をじっと見た。
確かに掃除にしては随分遅い。かといって「委員で遅れる〜」といった内容の連絡も彼女達の携帯には届いていなかった。
それが特別おかしいことかと言われればそうではないのだが、莉子としては是非インターハイの五人で集合したかったのである。
莉子「(というか澄子先輩も、他の皆もそう思ってる人多いだろうし……)」
そう莉子が思うのと、部室の横開きの戸ががらりと開かれるのはほぼ同時だった。
中から入ってくる少女の髪の色は緑色で、莉子は「来た来た」と最後のインターハイメンバーの登場に心躍らせたのだが――しかしすぐに異常に気づいた。
莉子「……」
美幸「……」
友香「……」
梢「……どうされたのですか、澄子さん」
澄子「……」
何故か首を曲げてずっと天井を見続けている現部長・澄子は、梢の質問に一言だけ返した。
澄子「……鼻血が、止まりません……」ポツリ
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