888: ◆2XlUWYio/6[saga]
2014/04/23(水) 21:43:05.41 ID:lXDc1Azk0
「────はぁ……はぁ……、んっ……」
「…………加賀さん、俺……」
我慢の限界です、声に出されなくてもその意味を理解した加賀が、自身の身体を反転させ提督の胸板へとしなだれかかる。
「私も、です」
その言葉に提督の心臓がドクン、と跳ねる。
そして無意識に伸ばした指が、提督の予想に反してクチュリと水音を立てた。
「か、加賀さん……?」
「準備は出来てますから……」
今宵一度も触れていないはずのそこはすでにしとどに濡れ、物欲しそうにぬめり蠢いていた。
普段清楚な加賀が、その身体を火照らせ男を誘っている。
その事実に、提督の心は歯止めをかけることを止めた。折れてしまいそうなほど細く、それでいて艶めかしい加賀の腰を掴み、位置を整える。それに合わせて加賀も提督が求めやすいように、提督の上に跨がる。提督と加賀の目が合い、加賀は柔らかく微笑んだ。
「────んんっ!!」
そして狙い違わず、加賀の身を一息に貫く。
幾度となく受け入れたことがあるためなのか、さしたる抵抗もなくその隙間は瞬く間に埋まり、肉と肉がぶつかる音が響いた。
それと同時に加賀の小さくて可愛らしい唇が塞がれるが、その艶やかな喘ぎは漏れ出て止まらない。
「──────────っ!」
断続的に響く、肉と肉がぶつかる音と、加賀から漏れる甘い声。
いつの間にか互いの腕は相手の背中に回されている。そのままくるりと提督は自身の身体を反転させ、加賀を組み敷く。そうして自らの体重も用いて更に力強く突き込むと、加賀の嬌声も色が変わった。
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