2: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:28:59.61 ID:zDQpLJAAO
勇者父「もうすぐ俺の子が産まれるのか…」
僧侶父「がっはっはっ、てめえそれでも勇気ある者、勇者かよ!」
勇者父「(うぜえ)お前も子供が産まれたら分かるよ。笑ってられねえぞ」
3: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:30:32.82 ID:zDQpLJAAO
勇者「バブッ!バブウッ(乳吸いてえ)」
勇者父「かわいいなあ!」
「……はあ……」
4: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:31:48.69 ID:zDQpLJAAO
僧侶父「おお、勇者父! 息子が生まれたらしいな!!……おめでとう!」
勇者父「……あ、ああ、ありがとう」
僧侶父「そうだ、ガキが生まれた記念に犬飼わねえか?」
5: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:33:25.09 ID:zDQpLJAAO
僧侶「ゆうしゃさまあ〜! まってえ〜!」
勇者「あっはは、早くおいでよ僧侶〜!」
「犬〜! 速いよ〜! はしゃぎすぎ〜!」キャハハ!
6: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:35:14.64 ID:zDQpLJAAO
普通に勇者のような境遇で生まれれば、権勢症候群の犬のように我が儘に育ってもおかしくは無かっただろう。
そうならなかったのは明らかに犬のお陰である。
勇者にそれを学ばせるために犬は左足に怪我を負ったりもしたが、犬にとってはそれは勲章のようなものであった。
7: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:37:56.10 ID:zDQpLJAAO
僧侶「ゆーしゃさま!だいじょーぶ?!」回復魔法!
勇者「危ないぞ!」ズバッ
勇者「……はあ、はあ、……お前は、逃げろ!」
8: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:40:10.20 ID:zDQpLJAAO
ちょっと休憩します。
めちゃ駆け足な気がしてきた。
9: ◆J9pjHtW.ylNB[saga]
2013/12/26(木) 18:50:01.89 ID:zDQpLJAAO
再開
勇者は咄嗟に犬を庇った
爆熱と閃光が、全てを焼き払わんと、その空間を、……埋め尽くした……
10: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:52:42.02 ID:zDQpLJAAO
犬は知っていた
己の無力を
犬は知っていた
11: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:55:12.71 ID:zDQpLJAAO
女剣士「これで村は一通り調べ終わったか……。他には何も残ってなかったな」
僧侶「うっ……うっ……うっ……」
魔法使い「よしよし。泣きはらした目玉可愛い。もらっていい?」
12: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:59:00.89 ID:zDQpLJAAO
女剣士「ふう、……ガレキまで漁ってみたが、やはりたいしたものは無いな」
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