過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2014/10/20(月) 00:13:36.76 ID:DzuVp2QH0
カチッ!
パチュリーが思考に没頭している最中、公園の時計が午後の10時を指し示す。
それは約束の時が訪れた合図。そして、彼女が戦うべき敵がこの公園に訪れる報せでもある。
ゾォッ!
パチュリー「――――!!!」
自身の背中に怖気が走ると同時に、公園の空気が鉛のように重くなる。
その場に居るだけで押し潰されそうな圧倒的な重圧。それがパチュリーの心を容赦なく圧し折りに来る。
全身から冷や汗が吹き出す。手足の震えも収まる気配は無い。
戦いを放棄して公園から逃げ出せば、あるいはこの恐怖から逃れることができるだろう。
しかし彼女には引くことができない理由がある。
何故なら敵は『自身の父親の仇である一族の一人』であり、そして『自分にとって一番の親友』なのだから。
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