過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
1- 20
852: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/08(日) 23:50:37.48 ID:cKiVhnDb0

彼女の疑問に答えるならば、『スカーレット家を放置すれば、将来において強大な脅威になると判断されたから』だ。
吸血鬼の存在はそれそのものが、魔術の世界にとって最悪の脅威である。
その理由は以前父親が彼女に話した通りであり、それに疑問を挟む余地はない。
そして『竜の子の刻印』は、完成により『人間の吸血鬼化』という恩恵を齎す。
以下略



853: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/08(日) 23:53:31.76 ID:cKiVhnDb0

ヘンリーはこれらのことを、疑問を呈した娘に対して懇切丁寧に説明した。
しかし彼女はまだ幼い。同じ年代の子供より若干大人びている彼女でも、
今回の出来事はそうそう容易く受け入れられるものではなかった。

以下略



854: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:01:29.85 ID:jx8hVfw80

二つ目は『学園都市では絶対に魔術を行使してはいけない』こと。
レミリアは大規模な魔術を操ることはできないが、護身用の簡単なものであれば、ある程度扱うことができた。
自身に流れる魔力『オド』を、集中したり、放出したり。ただそれだけの簡単なことであるが、咄嗟の状況には役に立つ。
一族の令嬢として、最低限の身を守る方法は覚えておいた方が良いだろうという考えによるものである。
以下略



855: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:06:52.09 ID:jx8hVfw80

父親から一方的に告げられた二つの約束。
『一方的に』というところに多少不満はあっても、それに逆らう気持ちは露ほども無い。
尊敬する父との約束。それを反故するなど、どうしてできようか。

以下略



856: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:07:45.09 ID:jx8hVfw80

瞼を擦っているフランを尻目に、レミリアは部屋に備え付けられた浴室へと足を運ぶ。
前日の入浴による湿気が漂う部屋の中で、壁に掛けられていたジメジメするタオルを手に取ると、
洗面台の蛇口を捻り、噴き出す水にタオルを浸す。高置水槽のためなのか、余り冷たくはなかった。

以下略



857: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:08:38.07 ID:jx8hVfw80

レミリア「目は覚めた?」

フラン「うん。 これからどうするの?」

以下略



858: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:09:50.75 ID:jx8hVfw80

頬をむくれさせる妹を見て、レミリアは少し呆れながら窘める。


全く、フランの我が儘には困ったものである。
以下略



859: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:10:28.00 ID:jx8hVfw80





以下略



860: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:11:09.83 ID:jx8hVfw80





以下略



861: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/09(月) 00:12:28.30 ID:jx8hVfw80

部下「――――以上で報告を終わります」

最大主教「うむ、ご苦労」

以下略



979Res/635.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice