過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2015/04/20(月) 00:58:00.00 ID:UAo0aMOr0
無傷であり、まだ少なからず余裕が残されている彼女と、全身に傷を負い、左手を失ったレミリア。
戦局は素人の目から見ても一目瞭然。パチュリーが優位に立っていることは明白である。
このまま戦い続けても、戦局が覆ることは考えにくい。
それ故の降伏勧告。パチュリーの最後の慈悲だ。
彼女としては生け捕りにできるこの状況を見す見す無駄にはしたくないのだが、だからといってそれに固執するつもりは毛頭無い。
『捕獲』は二の次であり、重要なのは『吸血鬼の情報の抹消』。そこを取り違えてはいけない。
レミリア「冗談。 まだやれるわ。 私は死んでいないのだから」
パチュリー「……残念ね。 何となくわかってたことだけど」
敵側から差し伸べられた恩情の手。しかしレミリアは、その甘言を顔色変えずに一言で蹴り飛ばす。
答えを聞いたパチュリーの顔にも驚きの表情は見られなかった。
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