過去ログ - 【咲安価】 京太郎「これが俺の、最後の……変身ッ!」 最終話【ライダー】
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◆B6xkwd67zxGJ
[saga]
2013/12/30(月) 02:22:00.71 ID:WKY7KPnwo
もこ「ああ――そうね」
もこ「うん、まだ……起きるには足りないのね? うん、そっかそっか」
もこ「だったら――うん。紅茶を入れましょうか。真っ赤で真っ赤で真っ赤な紅茶」
もこ「そこに、猫さんのシャーベットと鳥さんのハンバーグを並べて……その人たちでマーマレードを!」
もこ「うん、これって素敵。とっても素敵っ」
もこ「出来るなら、あなたの手で殺させてあげたいところなんだけど――」
もこ「もう、本当のあなたに出会いたくて我慢できないのっ! だから、だからだから――仕方ないよねっ!」
不味いと思った瞬間に、京太郎はプトティラコンボに変身していた。
そのまま、襲い来る波動目掛けて冷気と氷の防御幕を展開。
それが容易く砕かれて――宙に、硝子細工のような結晶が舞った。
もこ「あれ? やっぱり、自分でやりたかった?」
京太郎「何を――言ってんだよ、お前は!」
もこ「え? だって、そこまで積み上げたら――自分で壊さないと、スッキリしないかなって」
京太郎「は……?」
もこ「だって、そうやって頑張って頑張って頑張って用意するから……壊す時も、楽しいんだよね」
もこ「あなたと一緒だから、わたしにも……判るよっ、うん、判ってあげられるのはわたしだけ!」
京太郎「……何なんだよ。何だってんだ、お前は」
心底、理解不能な言葉と行動。
一片も――ただの一片も、その言葉が理解できない。
もこ「うーん」
もこ「まだ、目覚めきってないから……あなたには判らないのかな?」
もこ「でも、大丈夫。わたしがちゃーんと、あなたに教えてあげるから!」
もこ「だから、身を任せて? あなたがわたしを裏切らないように、わたしも裏切らないから」
もこ「ね?」
本当の本当に、こいつは狂っていた。
何も話が通じない。すべての話を、自分に都合よく改変してくれている。
そしてその言葉の節々には、疑念と妄執と依存が見て取れた。
会話のすべてに思い込みと予防線が張られていた。断言しているようで、疑り深く京太郎に確認をしていた。
狂っているのだ。
根本がではないが――歪んで、歪に出来上がっていた。
こいつは――危険すぎる。
京太郎「皆に、手出しなんてさせない」
京太郎「お前が起こす悲劇を――ここで、俺が終わりにする!」
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