過去ログ - ある勇者の旅立ち 少年「さぁ〜っいえっさぁ〜!」
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43: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/02(木) 10:44:12.33 ID:uZUDUu+L0
中尉「危なかったぁ〜、勘弁してくれよ。おっ?喉が渇いているんだ、コレもらうよ」

兵士A「どうぞ。毒物訓練で使ったものですが」

中尉「!っ〜」フキダシ
以下略



44: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/02(木) 10:45:00.16 ID:uZUDUu+L0
中尉「待て、待ってくれ。話せば分かる」

軍曹「説明して頂ければ」

中尉「情報を集めると言っておいたじゃないか。王都や各地を周っていたんだよ。それも表立って行動できないから、こっそりと。それはもう聞くも涙、語るも涙の物語で...」
以下略



45: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:39:32.76 ID:4WrXHb4D0
――― 魔王城

?「魔王様」

魔王「戻っていたのか、海王・クラーケン」
以下略



46: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:40:34.34 ID:4WrXHb4D0
魔王「...目的地は」

海王「当初、進路が北寄りだった為、いつもの試験もしくは訓練と考えておりましたが、遠洋上で複数の艦船と合流し、進路を南にとった由にございます」

魔王「複数の艦船だと?」
以下略



47: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:41:14.47 ID:4WrXHb4D0
魔王「...海王・クラーケン、勅命である。王国艦隊を邀撃せよ。魔国への侵入を許してはならん」

海王「はっ!承知しました、必ず!

魔王様、個の武を誇る時代はこれで最後に成りそうですな」フッ
以下略



48: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:42:11.66 ID:4WrXHb4D0
――― 王国艦隊

参謀「さすがに王国を守護する海なだけあって荒れます。自分は海上に慣れていると考えていましたが、新兵に戻った気分です」

将軍「陸亀の私など、畏れ多いことながら、神から賜ったこの海を罵ってしまいそうだ」
以下略



49: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:43:14.45 ID:4WrXHb4D0
参謀「今までこの海域をまともに航行できる艦はありませんでした。如何に高凌波性を持たせる為に乾舷を高く設計したとはいえ、技術の進歩には目を見張るものがあります」

将軍「例の新型装甲かね」

参謀「資料によると『KC装甲鋼板』と呼ばれているそうです。防御能力だけを見ても従来の3割増し。軽量を実現しながら堅牢性を保つことが出来るとは、夢のようです」
以下略



50: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:44:14.00 ID:4WrXHb4D0
――― 魔族海兵部隊

セイレーン・副官「海王様、本作戦は配下だけで?」

海王「現状で十分..とは言えないが、可能だろう」
以下略



51: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:45:07.33 ID:4WrXHb4D0
海王「作戦内容を説明する。
敵艦隊の邀撃だが、奴らの南下を断念させればそれで良い。
そこで指揮官、すなわち旗艦を狙う。

旗艦の識別は出来ているか」
以下略



52: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/03(金) 06:46:00.26 ID:4WrXHb4D0
海王「長年の情報収集で、敵艦の最大射程が13,000m前後であることは確かなようだが、有効射程は恐らく10,000を切るだろう。本隊は12,000まで近づき転舵、同航戦にて敵の注意を引き付け、距離を保ち続けよ」

海王「私は搦手として単身逆方向から旗艦に水中より近づく。本体からの識別弾を確認後、直ちに浮上...、
見慣れない姿だからと言って、間違って当てないでくれよ」

以下略



53: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/04(土) 06:54:15.43 ID:vS4oH9bg0
参謀「将軍、本当にこの辺りで魔族は仕掛けてくるのでしょうか」

将軍「昨夜あたり闇に紛れて来ると思っていたが、違ったのでな。それに潮流の影響も少なくなってきた」

参謀「畏れながら、敵にとって、陸に近いところまで我々を引き込んで戦端を開いた方が有利なのでは?」
以下略



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