35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:39:13.45 ID:6yBCWbRi0
「…………」
貴音は天井を見ながら、ずっと考えていた。
結局あのことが響の口から明言されることはなかった。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:39:52.88 ID:6yBCWbRi0
「響? 何ですか?」
「貴音はさ、秘密にすることが多いみたいだけど、疲れたりしないの?」
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2013/12/31(火) 03:41:02.65 ID:6yBCWbRi0
「ま、貴音に限ってそれはないか」
小さく笑って、響は横這いになって貴音を見た。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:41:54.09 ID:6yBCWbRi0
「……どしたの、貴音」
一歩を踏み越える方法。
彼女は知っていたのだ。
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2013/12/31(火) 03:42:24.26 ID:6yBCWbRi0
「実は私、幽霊やお化けの類が苦手なのです」
「…………」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:43:28.20 ID:6yBCWbRi0
「くっふふ、ふふ。いやぁまさかの秘密を教えてもらったし、自分もそれに見合うだけの秘密を教えてあげないとなぁ……」
「あああ……! お化けは、お化けだけは勘弁を……!」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:44:37.36 ID:6yBCWbRi0
少女はたくさんの動物を飼っていた。
彼女は動物たちと話せることが出来て、動物たちと少女はまるで家族のように賑やかに毎日を過ごしていた。
ある時、少女の友人がそれを不思議がった。
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:45:20.26 ID:6yBCWbRi0
響「っていう設定考えてみたんだけど、どう?」
伊織「どうって……。アンタ、くだらない事考えてんじゃないわよ」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:46:26.17 ID:6yBCWbRi0
貴音「なかなか面白そうな噺ですね。どうやら友人は、私のようでしたけど」
響「まぁモデルはね。一番最初に思い浮かんだのが貴音だったんだー」
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2013/12/31(火) 03:47:48.02 ID:6yBCWbRi0
響「想いに権力は通じないという教訓を元に、伊織はやよいと一緒に成長していく感動巨編さー」
伊織「クライマックスのあのセリフからは全然成長を感じられないのだけど……ていうかアンタ、今日はいつになく変なテンションね」
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