過去ログ - モバP「Happy New Year, Happy Birthday」
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6: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 06:13:55.75 ID:EfrQsPtno
「それに、いい加減俺の理性も持ちそうにないしな」

『理性、ですか?』

「ああ、いや。こっちの話」
以下略



7: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 06:14:36.23 ID:EfrQsPtno
 今ではそれなりに名前の売れたアイドルにはなりましたが、やはりまだまだトップアイドルとは言えません。

 きっと、Pさんもトップアイドルになることを期待してくれています。だから、私は頑張ります。Pさんが、私を信じてくれていますから。

 だから私は、いくらでも頑張れるんですっ♪
以下略



8: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 06:15:48.31 ID:EfrQsPtno
今回の更新は以上です。本日中に完結予定ですので、後程再開をさせていただきます。
遅くても夜までには更新を再開させたいと思っております。
それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました。


9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/01(水) 10:59:24.02 ID:GBb+0Twm0
おっつ
期待してるよ


10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/01(水) 17:08:04.48 ID:O6964VYwo
いつも描写が丁寧で話も面白いから期待してる


11: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 17:58:53.11 ID:EfrQsPtno
 相変らず、寂れた神社だ。罰当たりなことではあるが、そう思う。だが、俺と茄子さんの思い出の場所だ。

 二年前の、ある日。ここで俺と茄子さんは出会った。本当に奇跡だった。初めて会った時から、きっと惚れていたのだろう。

 その場でスカウトし、でも俺の身勝手で彼女を傷つけ、それでも彼女は俺を許してくれた。もちろん、今の社長にも頭は上がらない。
以下略



12: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 17:59:38.67 ID:EfrQsPtno
 それを躱しつつ、茄子さんにはプロデューサーとして接するように努力はしているが、実際のところそれも限界が来てたりする。

 俺も男だ。こんな可愛くて、思いやりがあって、しかも俺なんかを立ててくれる女性が傍にいて、しかも好いてくれている。

 もし耐えられる男が居るなら、そいつは間違いなく同性愛者か、悟りを開いた釈迦か何かだろう。あるいは全身合金でできたサイボーグかもしれない。
以下略



13: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 18:00:12.75 ID:EfrQsPtno
「Pさん、あと何分ですか?」

『ええと……』

 俺は、腕時計を見る。時間は十一時と五十七分。もう、間もなくだ。
以下略



14: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 18:00:50.67 ID:EfrQsPtno
(惚れた弱みってやつかな)

 内心苦笑すると、また腕時計を見る。後、一分と少しだった。そうして、そのまましばらく静寂が辺りを包む。

 はらり、はらりと僅かに舞う粉雪が、地面を薄く彩り始める。彼女の着ている、ベージュのコートには良く映える、純白の粉雪だ。
以下略



15: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 18:01:20.46 ID:EfrQsPtno
 “あけまして、おめでとうございます!”

 そんなハーモニーが、神社の境内に響く。そして二人して顔を見合わせると、どちらからでもなくはにかみ、そして笑い声を上げて笑います。

「ピッタリでしたねっ♪」
以下略



16: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 18:01:47.18 ID:EfrQsPtno
『こら、横着はしない』

「えへ、ごめんなさいっ」

 小銭入れの口を、俺が開けてやると、彼女は嬉しそうに笑う。ああもう、可愛いったらありゃしない。こう、愛でたくて仕方がなくなる。
以下略



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