過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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166: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/03/05(水) 20:04:23.71 ID:4PrHwp4H0
由比ヶ浜「でも、本当に遭難とかだったらヤバイっていうか……。
     ちょっと問題ですよね……」


羽川「大丈夫だよ。まだそれは私たちの中で解決できるかもしれない。
   いろんな問題とか事件は、渦中の人より周りの方が大きく捉えている場合が多いんだし」


由比ヶ浜「カチュウ?」


羽川「あ、えっと……。本当の所、比企谷君達が遭難してなかったとしても。
   私たちは最悪のケースを考えちゃうよねって話」


 この子は、良い意味で純粋無垢なのだと、私は自分に言い聞かせた。
いや、本当の所の現代の高校生というのは、彼女のような人が本来に値するのかもしれない。
私や私の周りの、戦場ヶ原さんや阿良々木君が、高校生らしくはないのかも知れない。


由比ヶ浜「でも、ヒッキーだったらもう帰っちゃってるパターンとかもあるし……」


羽川「そのパターンは、ある意味で最悪のケースだね……。
   そんなに自由な人なのかな、比企谷君は」


由比ヶ浜「自由って言うか、捻くれてるんですよ。
     もしかしたら、俺がこのメンバーに居たら迷惑とか思っちゃってるかもしれないし……。

     この前だって!ヒッキーとゆきのんと3人でカラオケ行こうって部室で誘ったのに!

     『すまんな。そうだよな、由比ヶ浜。
      流れ的に、同じ部屋に居る奴を一応誘ってあげないといけない。
      なんて考えがあるんだよな。誘われる前に部屋を出るべきだったよ。
      だから俺の事は気にせず2人で行ってこい』

     とか言うんですよ!」



 何度でも言うが。いや、何度も言わないと、確認しないといけないと思う。
彼女はいい意味で純粋無垢。だからこそ。ついさっきまで彼の事を、比企谷君の事を心配していたかと思うと。
瞬く間にそれは彼に対する愚痴へと変わっていた。


由比ヶ浜「今日だって。
     ヒッキーがあそぼって誘ってくれたと思ったらこんなだし……。
     あ、いやいや今のナシ!なんかぽくないってゆーか!ナシナシ!」


 今度は赤面して手を大きく振っている。
正直、彼女が羨ましくなった。ここまで感情表現を逐一正直に表せる事が。
嫌味でもなければ皮肉でもなく、素直に私はそう思った。

 私本意、私ありきの、私からの視点だけど。由比ヶ浜さんとは仲良くなれそうな気がした。




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