過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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66: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:13:28.91 ID:W7dhOgLT0
物語Side 第肆話
『こよみボランティア その貳』

01

阿良々木「初めまして。阿良々木だ」

 それだけ言った。
まるで何かの漫画の表紙絵のように、3人と3人が向かい合う凄く近寄りがたい雰囲気の構図。
僕らは今そんな風に立っていた。

 羽川が言っていたように。今日のボランティア活動で、僕たちの班は2年生と同じ班を組む。
基本は6人で一班の行動だったので、仕方がないと言えば仕方がない事なのだが。
その2年生もどうやらワケありで。先週の2年生の活動に不参加だった人が。
つまりは特別枠という事で僕たちと共に行動するのだという。

 つまり、面識はない。
羽川が、僕の目の前に立つ男子生徒、比企谷八幡と会った事がある程度で。
他の由比ヶ浜結衣。雪ノ下雪乃。この二人とは羽川ですら面識が無かった。

 だからこその自己紹介。
その自己紹介で、僕は簡潔に。別に趣味や特技を紹介するわけでもなく。名前だけを伝えた。



由比ヶ浜「羽川先輩って…。羽川先輩ですか?成績とか凄くいいんですよね?」


羽川「あら、そんなに有名なのかな?まぁ、成績は一応上位にはいるんだけど。
   そんなの自慢できる特技でもなんでもないよ」


由比ヶ浜「えー!?十分凄い事ですよ!
     私なんかいつも赤点スレスレで……」


比企谷「由比ヶ浜。お前と同じ頭の人間なんか早々いないから安心しろ」


由比ヶ浜「え?なにそれヒッキー……それ褒めてる?」


比企谷「この言葉を皮肉だって即座に理解できないんなら。お前は幸せだな」


羽川「比企谷くん?女性にそういう言い方はないと思うよ?」


比企谷「え?ああ、すいません……」


 おいおい羽川。あんまり言ってやるな。
その比企谷君とか言う男子生徒は多分それが基本スタイルだ。
斜に構えるのがかっこいいとか思ってしまう年頃なんだろう。うん。分かるぞ。
僕みたいな人間はそんなことはないが、大抵の男子生徒はそういう風にふるまってしまう物だ。
僕みたいな人間はそんなことはないが。



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