過去ログ - モバP「鷹富士茄子と自転車屋さんの思い出」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/08(水) 22:23:33.93 ID:8auXTgZQ0
ピシッと可愛らしく敬礼をし、自転車を漕いでいく小学生を見送ると、鷹富士が興味深いと言わんばかりにこちらに視線を向けていた。
茄子「P君、ありがとうございました。Pくんのおかげで、なんとかあの子を助けることがでました♪」
にっこりとほほ笑む彼女に赤面しそうになりながら、俺はコホンと咳払いする。
P「べ、別に大したことじゃないさ。それに、あの子の運が良かったんだろう」
運。口に出すと不思議なものだった。
今日この道を通りかかったのは本当に偶然だ。寄り道コースは毎日違う。
自転車のチェーンをその場で直せる奴なんて、そう多くはない。
その技術を持つ俺が通りかかったのは、本当にあの子の運があったからなのだろう。
P「鷹富士さんがいたから、あの子の運も上がったのかもね」
だから自然とそんなことを口に出してしまう。言ってすぐに何を言っているんだ俺はと思ったが、その鷹富士は嬉しそうに微笑んだ。
茄子「そうかもしれませんね♪ふふ、ちょっと幸運を分けれました♪」
何がそんなに嬉しいのかわからないが、ニコニコしている鷹富士が可愛かったから俺も内心運が良かったなと思うことにした。おそらくこの先見ることなんてできないだろうから。
茄子「ふふ、でもまるで自転車屋さんみたいですね。あんなに簡単に直せるなんて」
P「いや、自転車屋さんは流石に言いすぎじゃ……」
この後二、三言葉をかわし、鷹富士とは分かれた。
まさか卒業までに鷹富士茄子と会話できるなんて思っていなかったから、本当に幸運だったなと思った。
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