過去ログ - モバP「鷹富士茄子と自転車屋さんの思い出」
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7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/08(水) 22:26:04.65 ID:8auXTgZQ0
日が暮れて、冬の風が寒くなってきた頃に偶然入っていった路地裏に彼女はいた。

茄子「あ、自転車屋さん!」

P「鷹富士!?なんでこんな時間にこんなとこに!?」

驚くのも無理はなかった。もう時刻は19時近い。普通の中学生はとっくに下校している時間だ。

茄子「え〜っと、冒険しようかなって思ったら、自転車がパンクしちゃったんです。そして道に迷ってしまいここがどこなのかも……」

聞いてはぁっと深くため息を吐く。

P「お前はこんな大事な時期何をやっているんだ一体」

そうなのだ。ある一定の学生以外はまだ受験戦争まっただ中なのだ。
言われた茄子も赤面した様子で捲し立てる。

茄子「だ、だって自転車屋さんのお話聞いてて面白そうだなーって思ったんです」

お話?あぁ、良く俺が自転車で冒険しているって奴か。
まぁ確かに面白言っちゃあ面白いが。

P「全く。自転車で長距離目指すときはそれ相応に準備がいるんだって」

自転車の様子を見ながらあー、これは無理だなぁと思い鷹富士を見る。

P「俺の自転車貸してやるから、今日はこれで帰れ。この道真っ直ぐ行けば学校に着くから、そこからなら家に帰れるだろ」

茄子「え?でも、それじゃ自転車屋さんはどうするんですか?」

P「俺はこっから家近いから大丈夫だ。ほら、門限あるんだろ?帰った帰った」

茄子「で、でも……」

P「運が良かったと思って受け取っておいてくれ。な?」

茄子「……わかりました。お言葉に甘えさせていただきます♪」

ニッコリと微笑み、俺の自転車を駆り鷹富士は去っていく。

茄子「明日!必ず返しますから!」

P「おう」

手を振り見送ると、俺は苦笑交じりにため息を吐く。

P「家が近いから大丈夫、か」

こっから徒歩2時間くらいかかる家に想いを馳せながら、俺は帰路に着くことにした。



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