過去ログ - モバP「アイドルに男の怖さを思い知らせてやる!」
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12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/12(日) 16:03:17.79 ID:tJ0k6A3w0
モバP(雫もまだ16歳の女の子だ。しかも、親元を離れて寮に住まわせてるんだから、ちゃんと気を付けてやらなきゃいけなかったな……)

依然髪を撫で続けたまま、しばし反省する。未成年の子を預かる身として、しかるべき配慮を怠っていたと言わざるをえない。異性への免疫がないというか、恋愛やその手のものに恐ろしく疎い様子を見せる雫のことである、より注意して、ちゃんと見てやらなければいけなかった。

モバP(そういえば、雫自身、放し飼いよりもちゃんと見てもらいたい、って言っていたか……無自覚でも鋭いところがあるな)

Pさん、とそろそろと呼びかけてきた雫の声に、知らず沈んでいた意識を浮上させる。

雫「Pさん、あのー、1つお願いがあるんですけどー、いいですかー……?」

モバP「どうした? 俺にできることならいいぞ」

あのー、だの、うー、だのと雫は言いよどんでいたが、ようやく意を決したのか、パッと顔を上げた。

雫「……私がお仕事で頑張ったら、また今回みたいに頭をなでてもらってもいいですかー?」

モバP「雫はいつも一生懸命頑張ってくれてるだろう。だから、俺で良ければいつでもいいよ」

するり、と髪を撫でていた手を雫の頬に当てる。その手に、雫はそっと自分の手を添えて、しばらくモバPを見つめると、とろけるように微笑んだ。

雫「……ありがとうございますー、Pさん……あの、もぉーっとくっつきませんかー? 一緒に暖まりましょー♪」

はいはい、と椅子を雫の隣に運んで座ると、雫が腕を抱え込んできた。毎度ながら安心するような暖かさと、骨抜きにされてしまいそうな柔らかさに驚く。身長差相応に座高も違うので、自然、モバPは雫にもたれかかる体勢になってしまうが、それも、最近は悪くない、と思うようになっていた。



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