過去ログ - 真姫「とある夏の日の思い出」
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20: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/14(火) 21:52:21.69 ID:BnZpgpRg0
「私はね、普通に学校に行こうとしてただけなのよ」

その懐かしむような語り口はいつもの飄々とした様子と少し違っていた。

「そしたらボール遊びをしてる小学生がいてね、楽しそうだなーなんて思いながらその近くを通り過ぎようとしたの」

表情からは自責や後悔の念はまったく読み取れず、ただただ興味なさげに昔のことを話しているようだった。

「そこからは……まあボールを追いかけた子がね、道路に飛び出しちゃって」

私は思わず口をつぐんだ。

この言葉の先は言わなくてもわかる。

そう視線で合図したが、彼女は首を横に振って続けた。


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