5: ◆111HBuO8jI[saga]
2014/01/19(日) 14:31:29.17 ID:94/AdHjf0
俺の熱い視線に気づいた麻紀の肘が俺の鳩尾に入ったころ、俺達は目的地にたどり着いた。
……なんだ、雪ふってきたのか。
「タイミング悪いわね、もっと早くふりなさいよ…」
「なんだ、雪ふって欲しかったのか?」
「…………雪合戦とか、したかった。」
「…………ぶふっ!!」
「辞世の句は、詠めた?」
「謝罪するから俺の人生に幕下ろすのはやめてくれ。」
俺はまだやることいっぱいあるんだよ!
お前が俺の卒業式の日に泣きながら「せんぱぁい……、ぐすっ……」って言ってくれるの見たり、一緒に花見行く時のお前をお義父さんと一緒にホームビデオに収めたりと……、な?
「なんかすっごい寒気がしてきたんですけど。」
「雪のせいだな。」
「なんか白々しい……」
「てか、そろそろ家入らなくていいのか?」
「…………鈍感」
何言ってんのかよく聞こえなかった。
………は!? もしかして俺もついに難聴系ラノベ主人公体質になったのか!?
「………………」
「あの、キモいこと考えてたのは認めるから。その目はやめて。耐えれない。」
絶対零度の視線って、二次の中だけだと思ってた時期が俺にもありました。
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