過去ログ - 八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」
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19: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/22(水) 09:50:15.68 ID:SmX3zJfF0



小町「えっ、あ、うん……///」



 何だろう。違和感。何だろう。虚無感。

 ああ、そうだ。

 今の小町の反応は、まるで恋愛ゲームの超ハイスペックリア充主人公を前にした雌豚のようなんだ。

 基本的に自分には優しくしてくれる。甘やかしてくれる。王子様のように優しく包み込んでくれると信じて疑わない恋する少女のそれなんだ。


 全く、甘ったるいのはMAXコーヒーだけにして欲しいぜ。俺は砂糖抜きどころか抽出されてしまったスーパーエリートブラックコーヒーだぜ? そんなのは期待するだけ無駄だ。



八幡「お前の、髪、すごく綺麗だな」



 あれ。

 俺の中にまだこんなにも甘味が残ってたのか。


 右手は小町の左ほほを爪の甲で撫でるように、ゆっくりと側頭部へ移動していく。


 小町は両目を閉じて、俺の動きに合わせて口をだらしなく開いたり閉じたりしている。その顔はまさに恍惚と言った感じだ。下賤ながらあそこはもう濡れてるんだろうなぁとか想像してしまう。

 やはり俺の息子は変わらずフル勃起だ。



 だが、身体が喜びの唄を謳えば謳うほど、心はどんどん萎んでいく。



 それは、運動でシミュレーションに対してパフォーマンスが追いつかなかった時のような、夏休みの宿題で一日のノルマに到達しなかったのにゲームをしてしまった時のような、己に対する強い罪悪感と虚無感に似ていた。



八幡「小町……」



 時に罪悪感は人を間違いへといざなう。

 俺の心臓は張り裂けそうな勢いで脈を打っていたが、それでもその先に進みたいという開拓精神は勇敢にも兄妹の一線を軽く越えてしまうのである。



八幡「……抱きしめても、良いか?」



 ガールフレンド(間違い)がテストオープンしたようです。


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