過去ログ - 浜面×絹旗 気づかぬうちに窒素は燃えて【R-18】
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16: ◆BAKEWEHPok[saga]
2014/01/25(土) 08:43:10.62 ID:6sOATsfMo
「はぁっはぁっ、もうついたから止めにしねぇ……?」
「くっ……やるじゃないですか浜面。その逃げっぷりに免じて超許してあげましょう」

浜面が捕まったら、ぎゅって潰れたトマトになってしまう鬼ごっこは
幸いにも数日前と同じセーフハウスに到着して終わりになった。
絹旗が手加減をしているというのもあるが、何気に浜面の運動能力が高く逃げ延びたのだ。
くたびれ顔の浜面と、なんだかいい顔の絹旗は揃ってマンションのエレベーターに乗った。

「疲れた……日常生活がデンジャラス過ぎて映画にできるんじゃね俺……」
「やめてくださいよ。人をピンク映画に巻き込むの」
「どう聞いてもアクション映画だろ!」

エレベーターから降り、セーフハウスにしている部屋へ向かう。

「超似合わないを通り越して映画への冒涜ですって。……到着です。あれ? 鍵かかってますね」
「あいつらもフリーだから出かけるって言ってたよ。俺達は映画を切り上げたしな」

絹旗は玄関を開けソファに座ると、浜面は部屋の隅へと向かった。
家族で住めるセーフハウスなのだが、浜面の私物が置ける場所は狭く、そこにバッグが置いているだけだ。
そこで浜面はおもむろにシャツを脱いだ。

「何脱いでるんです! やっぱり超露出狂ですね!」
「お前俺をどういうキャラにしたいんだよ! 着替えるだけだって。こんだけ走ったら汗かくだろ」
「実際そういうキャラじゃないですかって……あれ……」

タオルや着替えを取り出し裸の上半身を浜面は拭き始める。

(むむっ……浜面の癖に超意外と……)

絹旗の瞳が感心と驚きで開かれた。
想像もしていなかった事だが、浜面の体つきと筋肉は十二分に立派なもので
一朝一夕では為しえない、鍛え抜いた身体というのがわかる。

窒素装甲発動時の絹旗から逃げ回れるのもこの身体ならと納得できるだろう。
それこそアクション映画に出れそうなくらい逞しい。
線の細い奴よりは、そういう男のほうが絹旗は好みなわけで。


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