過去ログ - アーカード「お前のそれは…」エリック「貴方は?」
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/28(火) 23:12:36.38 ID:xaIycZmv0
エリック「詳細な内容を求めたい、できますか?」

ドリン「はい、そのために参ったのです」

ドリン神父はやがて教会の指示の全貌を語り始めた。
現在も続くスペインとモロッコの戦争、その一端から奇妙な報告を聞いたという。
モロッコ軍の都市への攻撃を凌いだスペイン軍の敗残兵の一人がこう語った、「悪魔が全てを滅ぼした」と。
訊けばその「悪魔」は突如として霧の中から現れ、戦う者すべてを等しく無力と化していったらしい。
銃弾はおろか空爆の爆風に煽られてもものともせず、その戦いの一画から倒れた者がいなくなるまで「悪魔」は暴れたらしい。
また違う者は「悪魔」は漆黒のマントを羽織り、その内から炎を吹きださせていたとも言っていた。

エリック「マント…炎、それはまさか魔法、それも…『ヘルファイア』」

ドリン「暗黒魔術『ヘルファイア』を扱えるのは、確認されている内ではごく一部の魔法使いと…」

ドリン「あなたもよく知るドラキュラ伯爵のみ、だから、あなたに命が下ったのだと思います」

ドラキュラの復活…それもこんな短い期間の間に。
教会が恐れるのも当然のことだ、原因を突き止め、不完全なら即刻封印しなければならない。
しかしここで当然の疑問が生じた。

エリック「城は…悪魔城は確認されているのか」

ドリン「そこなんですよ、すでにモロッコに捜索の手が回っておりますが、悪魔城はどこにも確認されておりません」

エリック「そんな馬鹿な」

ドラキュラが復活したのであれば必ず暗黒の城・悪魔城が存在しているはず。
だというのに、あるはずのものが確認されないとはどういうことなのか。

エリック「…考えても謎は深まるばかりか、用意をしてくる、案内は任せます」

ドリン「わかりました」

直接行って確かめなければ、わかるはずもないことだ。
ならば突き進むのみ、この魂と槍にかけて。


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