10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:04:22.43 ID:Y5VyRhna0
さやか「ん? ああ、恭介? あいつなー……」
さやかは語尾を濁して、頭の後ろに手を回した。
照れからのものとは少し違うようだ。
さやか「なんやかんやあって、付き合うことになったけどさ」
さやか「腕が治ってから、今までの遅れを取り戻すぞー、って前よりバイオリンにのめり込んじゃって」
さやか「ふつう健康な男子中学生がこんな美少女をほっとく!?」
はぁっ、と呆れたように溜息を吐く。
さやか「ま、元々その為に魔法少女なってまで叶えた願いだから別にいいんだけどね。あたしはそんなあいつが好きなワケだし」
ほむら「……まだ手が治った理由を打ち明けていないんですか?」
さやか「んー……なんていうのかな。負い目を感じてほしくないんだよね……自然体でいてもらいたいって言うか」
さやか「結局さ、その奇跡ってあたし自身の魅力とは無関係なわけじゃん」
さやか「やっぱり、ありのままの自分を見て欲しいよね」
ほむら「美樹さん……」
ほむらは自分の足元に視線を落とす。
さやかの考えを聞いて、自分ならそういった対象にどういう評価を得たいか頭を巡らしてみたが
結論は出なかった。
ほむら「とっても素敵な考えですね。そういうの私にはない考え方で……尊敬しちゃいます」
さやか「や、そう素直に関心されると、なんか恥ずかしくなってきたんですけど」
いやぁ、と言いながら、さやかは頭をかいて照れを誤魔化す。
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