40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/02/17(月) 01:58:42.71 ID:J0pbJsXm0
QB「記憶の喪失に至るパターンは三つある。一つは恒常的に行われている不要な記憶の排除」
QB「二つ目は心に深い外傷を負ったときだ」
QB「絶望や挫折、その他重度のストレスに心が曝されてしまったそんな時」
QB「君たちの心は、無意識の内に忘却を選択するんだ」
ほむら「自分で忘れちゃうの?」
QB「そう、心が壊れてしまわないようにね」
ほむら「……それも成長?」
QB「あるいは遁走とも」
ほむら「それって、現実逃避って言うアレ……?」
QB「ああ、似たようなものだね。しかしこれは別に悪いことではないんだ。精神を正常に保つ為の、良くできた防御反応さ」
ほむら「じゃあ、もしそうなら、思い出しちゃったときは……」
QB「その時心は、再び過去と同程度のショックに見舞われ、重度のストレスに曝露されることになる」
QB「ならばいっそ、忘れたままでも僕はそれで良いと思うけどね」
ほむら「うーん……」
QB「そして最後に、特殊な例として君の言う状況に完全に当てはまる場合がある」
この先が恐らく、ほむらが最も知りたかった部分だ。
ごくりとほむらの喉が鳴る。
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