過去ログ - ほむら「願いの果て」2
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61:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/16(日) 20:50:03.41 ID:h1V5xIz/0
 
QB「……暁美ほむら、君は何を言っているんだい」

QB「白い翼と弓を武器にして戦っていたじゃないか、さぁ早く、魔獣が逃げてしまう」

ほむら「翼? 弓?」


   ほむらの答えはどうにも要領を得ず
   その反応をもって、キュゥべぇはある仮定へと思い至る。


QB「さっきの話……まさか、君がなくした記憶というのは……」


   ほむらは武器を出そうと必死に念じる。


ほむら「……っ」


   しかし、広げる手の中は空のままで、一向に変化が起こる様子はない。   


魔獣「……」


   突如としてじっとしていた魔獣が、瘴気を辺りにまき散らし始めた。


ほむら「気付かれた!?」

  
   警戒し、身構えるほむら。


QB「……いや、獲物を見つけたのだろう」

  
   濃い瘴気に紛れ、魔獣が姿を消していく。
   徐々に輪郭が薄れ、ものの数秒もしないうちに完全に消失してしまった。


ほむら「あ……」

QB「逃げられてしまったようだね」

ほむら「ごめんなさい……」

QB「まぁ、仕方ないさ。今の君の状態でどうこうできたとは思えない」

QB「あのままではどの道、同じような結果になっていただろう」
 



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