過去ログ - 黒井「月下の姫にその輝き見えずとも」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/02/04(火) 19:45:18.97 ID:ro+o4EW50
黒井「ウィ、邪魔するぞ」
貴音「黒井殿ですか」
黒井「ああ」
貴音「元気がありませんね」
黒井「分かるのか?」
貴音「声に覇気がありませんから」
黒井「そうか。そうだろうな」
貴音「……私のせいですか?」
貴音「やはり、私が黙っていたせいなのですか?」
黒井「いや、そうじゃあない。これは私がしたくてやっていることだ」
貴音「何故そこまでして、私の目を治そうとするのですか……?」
貴音「お医者様から聞きました。もう私の目は治らないと……」
黒井「…………」
黒井「少し、昔話をしよう」
貴音「昔話、ですか?」
黒井「昔と言ってもそう遠い話じゃない。一年半ほど前の話だ」
貴音「アイドルアルティメイト……決勝戦ですか」
黒井「今の961プロがあるのは、貴音ちゃん、君が居てこそだと私は思っている」
黒井「あの時の話をしよう。水瀬伊織に敗北し、私が君にクビを宣告したときの話だ」
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