過去ログ - 透華「は、ハギヨシ! わわ、私を抱きなさい!!」ハギヨシ「……」
↓
1-
覧
板
20
17
:
◆6ardW1rCAXVJ
[saga]
2014/02/04(火) 22:13:13.73 ID:MfFILXmIo
「ですから、今宵は幼少のみぎりのように、夜すがらお嬢様のお傍に控えさせていただければと存じます」
「――えっ?」
「……お許しいただけますでしょうか」
この世の終わりを見たようだった透華の顔が、少しづつ驚愕の色に染まる。
萩原は龍門渕透華の執事としてではなく、龍門渕透華を思慕する男として彼女と向き合うと決意していた。
「今、なんて……? いえ、それより、その、も、もし私のわがままのために無理しているのならそれは――」
「いいえ、お嬢様。これは私の本心です。透華お嬢様のためではなく、自分のために言った言葉です」
「ふぇ!?」
萩原は頭を振ってそう答える。
決意したのは龍門渕透華に泣き顔をさせてくないからではなく、透華の泣き顔を見たくないから。
執事の立場を捨てる理由を大切な人に負わせるなどそんなもの、執事の、男のやることではない。
それになにより、たとえここであくまで執事として振るまったとしても、愛する女性を1日に2度も泣かせるような男に仕え続ける資格などないと思った。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
83Res/59.62 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 透華「は、ハギヨシ! わわ、私を抱きなさい!!」ハギヨシ「……」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1391518893/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice