過去ログ - 透華「は、ハギヨシ! わわ、私を抱きなさい!!」ハギヨシ「……」
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3: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:02:56.15 ID:MfFILXmIo
気丈に、何事もなかったかのように振る舞おうとしているが、それだけに聞いていられない。
後半の台詞には嗚咽が混じり、声も掠れている。それが何より萩原の胸を締め付けた。
こんなことを望んだわけではない。何故もっと上手く答えられなかったのかと後悔が萩原の中で渦巻く。
透華は後ろを向き、この場から逃げ出すようにゆっくりと歩き出す。
このまま行かせるわけにはいかない。萩原はそう考えて主の背中を呼び止めた。


「お嬢様」

「なん、ですの。……出来れば今はそっとして――」

「ガーデンテラスへ参りませんか」

「はい?」

「申し訳ございません。先ほどは私も動転しておりました。ですがお嬢様はお悩みの様子。
 お役に立てるなどとは思いませんが、落ち着いたところで語らい、解決のための一助になれればと思った次第でございます」


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