過去ログ - モバP「そして輝子は」
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7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/07(金) 01:18:02.76 ID:XywmlDJw0

 輝子の声で我に返り、プロデューサーは身を震わせた。勢いよく輝子の手を取り、口を開く。

「すごいぞ、輝子! お前のイメージが固まったよ。その路線で行こう」

 それからはあっという間であった。輝子はデビューと同時、その衝撃的なスタイルと、普段のギャップも相まって、一部の界隈でじわじわとファンを増やしていき、小さなスタジオだが、ソロライブを開くまでの人気となったのだ。

 ライブ会場には、輝子の見た夢とほとんど相違ない光景が繰り広げられる。ファンのコールに、輝子がシャウトで答える。彼女の夢見た通りの光景。ただ一つ違うのは、舞台袖に、プロデューサーの姿があることだけ。彼女はその違いを、嬉しく思った。

 アンコールにも応え、ライブが終わった。舞台裏で、汗だくの輝子がプロデューサーに迎えられる。プロデューサーは興奮冷めやらぬ様子で、輝子に身振り手振りを加えながら、感想を述べる。




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