128: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/02/14(金) 22:40:54.43 ID:k86YOfR2o
彼女が即座に行ったのは、凄まじい槍術を斬り上げと同様の動作によって弾く事で僅かにその連撃を逸らす事。
そして、斬り上げから円弧状に剣戟を放つ事でゼロが打ち放った瓦礫の全てを斬り伏せたのだ。
……直後に一瞬の出来事が過ぎ去った様に周囲を轟音と爆風が吹き荒れる。
三人のサーヴァントは、その一瞬を終えて尚も止まることは無かった。
然り。
その程度で止まる様な者はこの場には存在しなかったのだから当然だろう。
ランサー(これは、流石に我が宝具を使わずして勝利は無理か……)
ランサー(まだ余興は始まったばかりだと言うのに、この戦いに巡り会えた事に感謝したい…!)
高まる闘志を握り潰すように、柄から刃先に渡って呪符を巻き付けられた長槍と短槍を構える。
まだだ、と。
ランサーはその呪符を引き剥がすには、まだ早すぎると笑った。
彼の主君はそのような早計からの勝利は望んでいないのだから。
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