1:水瀬伊織親衛隊長
2014/02/09(日) 00:17:21.83 ID:IKifPC4to
アイマスの映画を見て感極まり、勢いで書きはじめました。 
 グリマスはやっていませんしこれからもやるつもりはないことを断っておきます。 
 モバマスのメンバーが中心となり、765プロキャラとの姻戚関係を勝手に作っていますがそれでもよければ読んでいってください。 
 アラフォーな765プロの人々を見たくない方はそっとじ推奨。 
 若干のクロスオーバー要素あり。まったりやるよ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:18:09.95 ID:IKifPC4to
 アイドル、それは全ての女の子の憧れ。 
 しかしその道は険しく、頂点に立てるのはほんの一握り。 
 過酷なトレーニングに耐え、人々に笑顔を与える彼女たちはトップアイドルと讃えられた。 
 そんなトップアイドルを支える者、プロデューサー。 
 彼らは表舞台に上がることは殆ど無い。 
3:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:18:48.36 ID:IKifPC4to
 序章 十時愛梨 
  
 『いちっばん大好きな、私になり〜た〜い〜♪ 
  
 はい、思い出のナンバーベスト10、第3位は765プロオールスターズで「GO MY WAY!!」でした! いや〜しかしこの頃はアイドルの勢いが凄かったよね――』 
4:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:19:39.60 ID:IKifPC4to
 「お母さん、キラキラしてた。楽しそうだったな」 
  
 私の母、十時春香はその昔トップアイドルであった。 
 若干13名のアイドルで構成された事務所、765プロダクションに所属し、飛ぶ鳥を落とす勢いであったという。 
 この765プロのすごいところはその13人全員がトップと呼ばれるだけの実力と人気を備えていたところで、たった13名しか所属タレントがいないにもかかわらず業界でもトップクラスの収益をあげていたという。一時は。 
5:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:20:14.80 ID:IKifPC4to
 「さて、とりあえずつかれたからお風呂お風呂っと、下着はどのダンボールだったかなあ」 
  
 引っ越しの作業の大半は業者の人がやってくれたが、荷解きだけは自分で行わなければならない(当たり前か)。 
 テレビの他に食器や勉強道具は取り出したのだが、服はまだ収納もないのでとりあえずダンボールのまま適宜取り出すということで脳内会議の決着は付いている。 
 さて、シャワーシーンをご期待の諸兄には申し訳ないが自分語りを続けさせてもらう。 
6:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:20:43.87 ID:IKifPC4to
 『それでは今日もお楽しみいただけたでしょうか?ではまた来週もお会いしましょう!』 
  
 番組が終わる。少しの間だったが母の活躍を見れたので満足だ。 
 と、お風呂用品を揃えていた私の目に協力企業の中で気になる名前が飛び込んできた。 
  
7:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:21:17.75 ID:IKifPC4to
 第一章 黒川千秋 
8:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:21:45.30 ID:IKifPC4to
 環境が変わると時間がたつのが早い、というのは事実であった。 
 荷物を解き、クローゼットや本棚などの家具をディスカウントの量販店やリサイクルショップで揃え、近所の買い物スポットをチェック、そんなことをしていたら1週間が経過していた。 
 私は元来のんびり屋であるがここまで時間の流れを早く感じたことはなかった。母がわたしを送り出した日付はとても適切であったと言えよう。 
 というのも本日私は大学へ入学するのである。 
 入学までに何とか生活基盤を整えることができたが、もう少し実家でもたもたしていたら正直間に合っていなかったと思われる。 
9:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:22:14.92 ID:IKifPC4to
 「いってきまーす」 
  
 無人の部屋に声をかけ、鍵をかける。いよいよ門出の日、さすがに高揚する。 
 なお、両親は仕事の関係で来られないそうだが、母の親友とそのお嬢さんがかわりに撮影などしてくれるらしい。 
 式典の後落ち合って食事をする予定になっている。とても楽しみである。なぜなら、いや、今は言うまい。 
10:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:24:05.84 ID:IKifPC4to
 「本学の学生としての誇りを持って――」 
  
 学長先生の祝辞が続いている。さすがに全国的にも有名な私立大学だけあってスピーチ内容はなかなかである。しかし、それとは全く関係ない問題が私には発生していた。 
  
 「あつい」 
11:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:24:52.39 ID:IKifPC4to
 「ふいー、やっと終わった……」 
  
 おじさんのような声が出てしまったが、とりあえずの苦行は終わった。 
 都内の私大の入学式というのはキャンパスとは全く関係ないところで行うケースが多い。私が通う大学もその例にもれず、授業日やガイダンスはまた後日となる。 
 そのため、この後必死にアドレス集めなどをする必要はとりあえず無いのである。 
12:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:25:35.46 ID:IKifPC4to
 「わあ!本物の千早さん!」 
  
 この方こそが両親の代わりに来て下さった黒川、もとい旧姓如月千早さん。765プロ時代からの母の大親友であり、今も国民的歌手として精力的に活動されている。 
 私も会ったことがあるらしいが、幼稚園の頃の記憶など忘却の彼方である。 
  
13:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:26:09.48 ID:IKifPC4to
 千早さんは夕食の時間までお仕事がはいってしまったということで、私と千秋さんの2人で行動することとなった。 
 とりあえずは私がかねてより行きたかった渋谷を案内してもらうことに。 
 私サイドの記憶はないものの千秋さんは幼いころの私を知っているとあって、すぐに打ち解けることができた。少し気難しい方かと思っていたので正直ホッとしている。 
  
 「ふおおおおお!これが、スクランブル交差点!」 
14:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:26:48.35 ID:IKifPC4to
 そんな会話をしながら渋谷の街を歩く。 
 千秋さんはあまり遊びそうな雰囲気のない人だったがなれた様子で私の手を引いてくれていた。 
 まさか最近流行りの清楚系なんちゃらなのでは!? 
  
 「クラシックのコンサートや舞台に行くとね、いろんな街に行くことになるじゃない。せっかくだから色々歩きまわらないと損かと思ってしまって」 
15:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:27:25.32 ID:IKifPC4to
 「ここが……」 
  
 「ええ。私の母さんや、あなたのお母様が所属していたところ」 
  
 渋谷駅のほど近くにある小汚い雑居ビル。その3階にはビニールテープで765という文字が記されている。 
16:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:27:55.13 ID:IKifPC4to
 私は待ってるわ、という千秋さんを残しサビの浮いた階段を登る。なんだか大学生にもなってひどく子供っぽいことをしているような気もしたけれど、せっかくなので。 
  
 「芸能事務所、765プロダクション。本当にここなんだ……」 
  
 ノブを握り、ひねる。ガチャリ。開いた。 
17:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:29:54.97 ID:IKifPC4to
 とりあえずこんなところで。 
 なるべくまとまった量を投下したいと考えているので更新ペースは遅めになりますけど、許してください。 
 こんな感じで765プロの第二世代をCGととらえた作品になっています。 
 では今後もよしなに。 
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/09(日) 00:30:29.83 ID:yIJSJnruo
 十時愛梨(18) 
 i.imgur.com 
 i.imgur.com 
  
 黒川千秋(20) 
19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/09(日) 00:45:23.37 ID:bm2NjI4Ro
 期待してるよ 
 画像先輩仕事早すぎ! 
20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/09(日) 02:10:02.69 ID:GCfI0ZId0
 支援  
  十時愛梨さんは好きですから、私得ですね。 
21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/09(日) 03:18:09.91 ID:6jvzFeQmo
 千秋が千早の娘…?そんな馬鹿な!(胸を見比べながら) 
121Res/64.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。