過去ログ - 男「僕は兄さんが好き」女「私は姉さんが好き」
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4: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:42:14.99 ID:njxcZXfCO

〜サイゼリア〜



男「まさか、同性の身内に恋してる人生ハードモードな人が、こんな身近にいるとは思わなかったよ」

女「私もよ」



目の前の彼女は色白の肌に濡れたような黒髪で、僕が普通ならば、あまり親しく無かった美少女と偶然にもお近付きになれたことで、今頃うきうきと舞い上がっていただろう。
学生御用達のファミレスの中でも、彼女の存在は際立っていた。



男「それでさっきの続きだけど、僕の兄さんは特に部活に入ってなかったし、女さんが知らないのも当然だよ」

女「そうなの。まぁそんなことはどうでもいいわ。恋バナしなさい」

男「こここ、恋バナ!?」

女「そう。私もするけど、まずあなたからしてちょうだい。はい、お兄さんを好きになったのはいつ?」

男「え、えっと、11かな……でも、僕の話に興味あるの?」

女「あるわよ。私、こんな話をしたことないもの。それに学級委員で人望のある男くんが……スキャンダルは嫌いじゃないわ」

男「うわぁ……」

女「ちなみに私が好きになったのは10よ。姉さんは誰よりも優しくて美しいの。私、あの人を誰にも渡したくない。何処の馬の骨とも分からない男に託したくないわ」

男「そ、そりゃあ、僕もそう思うよ。僕が兄さんを幸せにしてあげたい。兄さんには苦労ばかり掛けてるし、早く恩返しをしたい」

女「私たち、どうしてこうやって表立って堂々と好きと言えないのかしら……だって兄とか姉とか、自分と同じ血が流れてて、ずっと近くに一緒にいる人じゃない?性別なんてついてるか付いてないかの違いだけだし、素敵な人だったら、惚れるのが筋ってモンじゃないの?」

男「相手のことを知り過ぎてると、普通はそういう目で見れなくなるんじゃない?僕も惚れてるから何とも言えないけど……」





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