1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 01:15:35.26 ID:VyAhgQJS0
世界の為に死ぬことを定められた少女は何を想うのか。その運命の重さ命の重さを唯生きる人間には知る術もない。
ステンドグラスや巨大なシャンデリアの輝く謁見の間にて一際光り輝く金色に輝く玉座に座り頬杖をつき忙しなく足をパタつかせる1人の男。眼力のある蒼々しい瞳、黒く長い顎鬚を蓄えている。
するとそこに初老の男性が入ってくるなり傅き口を開く。
「陛下、お子様が産まれました!」
陛下と呼ばれた玉座に座る男は眼前で傅く男の言葉にすぐさま立ち上がり近づくなり問いかけた。
「おぉ!それで男子か女子か!」
「・・・女子にございます。」
「・・・・・そうか。だが我が子の誕生素晴らしき事よ。さぁ祝いの準備に取り掛かれ!」
「御意!」
初老の男性の言葉に陛下は顔を伏せた。陛下の顔色は我が子が産まれた親のソレとはまるっきり別のものだった。
だが陛下は何かを決心したように我が子の出産を喜び初老の男性に宴の準備を促した。
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