過去ログ - 美琴「インデックス、ダメ堪えて」インデックス「で、でも、もう無理かも……」
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56:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 22:13:33.03 ID:aXkAlMkb0
互いに、優しさに飢えていたのかもしれない。

美琴「……私、素直じゃないわよ」

インデックス「知ってるんだよ」

美琴「喧嘩っ早いし」

インデックス「それは、もう身をもってわかってるかも」

美琴「隠し事だってするし、嘘も言う」

インデックス「大丈夫。そんなの当たり前のことなんだよ……私だって綺麗じゃない。でも、みことにならそんな私を知ってもらいたいかも」

あんたは十分綺麗よ、なんてクサイ言葉は言わない。
美琴はインデックスの身体に腕を巻き付かせる。

インデックス「みこと?」

顔を見られたくない、と美琴は思った。これが自分の意気地なのだ。

美琴「嫉妬もする……」

自分より一回り小さな少女は、かすかに笑った。

インデックス「いつしたの?」

美琴「お茶会に誘われた時……」

インデックス「そうなんだ……おこちゃまなんだよ」

美琴「悪かったわね」

インデックス「でも、嬉しいかも」

インデックスは、猫のように頬を肩の辺りに摺り寄せる。くすぐったくて、柔らかくて暖かくて、気持よい。
少女が、少しとろんとした瞼でこちらを見上げてくる。美琴は、少女が何を期待しているのか分かった。
恥ずかしさから、躊躇して顔を背けてしまう。

インデックス「こっち、向いて欲しい……」

美琴「ええ……」

やや顎を引気ながら振り返る。インデックスの顔が近い。近すぎる。
鼓動が早くなる。息が苦しい。この状態でキスなどしたら、呼吸困難にでもなってしまうかもしれない。
うだうだとそんなことを考えている間に、二発目が唇に向かって発射されていた。


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