50:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:24:15.79 ID:4W+e2BTSo
「……どうしろ、ってんだよ」
「もう会えない、声だって届かない。そんなことくらい、ガキじゃねえんだ、知ってるんだよ」
「あたしたちはもう、奇跡の対価になるようなものなんて、何も、持ってないんだよ……」
その反論には、私は口をつむぐほかない。
死という、分かり易くも絶対的な終わりを覆すに必要なものは、きっと、正真正銘の奇跡。
諦めないという、ただそれだけのことを頼りにするには、あまりにも強大な壁だった。
だけど、それは壁。
突き崩せなくても、手掛かり、足掛かりがあれば、越えられるもの。
私には、とてもそれは、思い付かない。
私、には。
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