52:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:26:11.28 ID:4W+e2BTSo
「さやかちゃんと、なぎさちゃんは、円環の中で、わたしの中で、呪いを受け止めながら眠ってる」
「こっちのわたしも、向こうのわたしも、同じだから。感じてる」
「だから、わたしに意識を繋いでくれたら、もしかしたら」
「一時的になら、みんなを円環世界に、連れて行ってあげられるかもしれない」
「眠ってる二人を起こすわけにはいかないけれど、もしかしたら、声なら、届くかもしれない」
それは、一縷の希望。
永遠の離別であったはずの、魔法少女としての死を、ほんの少しだけ近づけてくれるかもしれない可能性。
当たり前に、断れるはずもなかった。
各々が、戸惑いと驚きと、そして隠しきれない期待を露わにしていた。
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