過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:38:16.01 ID:YniI4sfC0
友「その話を聞いたとき、咄嗟に告白してしまって……」
友「それでフられてからは、気まずくなって……」
友「そのまま自然と瓦解したんです」
以下略
212
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:40:30.64 ID:YniI4sfC0
友「それからしばらくして、魔王が復活したという話が耳に届きました」
友「現に町の外にも、何匹か魔物がやってきていました」
友「それを見て、思ったんです」
以下略
213
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:41:58.32 ID:YniI4sfC0
友「ある日、町の外れに魔物がやってきたんです」
友「その日ボクは、相変わらず修行に出ていました」
友「だから、気付いてあげられなかった」
以下略
214
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:44:22.78 ID:YniI4sfC0
友「ボクがそれを知ったのは、修行を終えて家に帰って、彼がいた時でした」
友「悪い目つき、粗暴な口調、鍛えられた肉体、柄の悪そうな見た目……全てがボクの対極」
友「でも、そんな人が、従妹を守ってくれた」
以下略
215
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:46:23.44 ID:YniI4sfC0
友「でも、それだけじゃあなかった」
友「ソイツが残していったのは」
友「……魔戦士が帰った後、従妹に聞かれたんです」
以下略
216
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:47:43.35 ID:YniI4sfC0
友「それから、修行をしなくなりました」
友「無駄になったから」
友「ボクが守ってあげたい子は、これからアレに守られるから、もう大丈夫だと」
以下略
217
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 00:50:01.16 ID:YniI4sfC0
友「……別に、幼馴染の姉――まぁ、女の姉なんですけど……その人のことは、好きだったわけじゃありません」
友「でも、憧れてはいました」
友「修行をしているときの支えは、従妹と、その人だったから……」
以下略
218
:
◆smf.0Bn91U
[saga]
2014/03/13(木) 00:59:10.02 ID:YniI4sfC0
友「結局ボクは、独占欲の強い、全部自分の物だと自惚れていたダメ男なんです」
友「自分だけの物であって欲しいっていう、ガキなままの男……」
友「それがボクです」
以下略
219
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 01:04:58.46 ID:YniI4sfC0
友「それが、決定打でした」
友「ああ、ボクは……このための捨て石にされたんだって」
友「なんの繋がりもないあの四人を繋げるために、ボクという存在を利用したんだって」
以下略
220
:
◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/13(木) 01:06:27.62 ID:YniI4sfC0
友「それからは、旅をして、この世界の真相を知って、魔王様の元を訪れて……って感じです」
友「たぶん、ボクがそこまでするとは思っていなかったのでしょう」
友「だから、記憶が混乱した隙を衝いて、神がボクにまた影響を与えてきた」
以下略
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