過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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15: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:16:46.91 ID:cJv6xySVo

咲「わわっ」
京太郎「よっと…」

それでも身体が勝手に動くのはもう慣れと言うべきか。
目の前で雪に滑りそうになった咲を俺の手はそっと支えた。
滑る勢いを極力殺すそのやり方は一度や二度では覚えられない。
これも長年、このポンコツ幼馴染に振り回されてきた杵柄と言う奴だろうか。

咲「あ、あり…がとう」
京太郎「良いって。でも、気をつけろよ」

とは言え、そうやって受け止められる幼馴染は中々慣れないのだろう。
腕の中にすっぽりと収まった小柄な文学少女はそっと頬を赤らめた。
何処か庇護欲を擽るその表情は、小動物めいた愛らしいものである。
長年こいつの面倒を見ている俺でさえたまにドキッとしてしまうくらいに。

優希「おーナイスキャッチだじぇ」
和「流石、須賀君ですね」
咲「の、和ちゃんそれどういう意味…!?」

けれど、それも長くは続かない。
囃し立てる周りに顔を赤くした小動物は、見た目とは裏腹に意外とキツイところもあるのだ。
恥ずかしさをそのまま語気にしたような強い声をあげて、自分の足でゆっくりと立つ。
そのまま和にジト目を向けるその顔は不満を訴えるように膨れていた。



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