過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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80: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:48:33.07 ID:cJv6xySVo


「…きて」

―― …嫌だ

「起きて…」

―― 嫌だ…起きたくない…

「…起きて。須賀君」

―― 放っておいてくれ…俺は…

「須賀君…」

―― 俺は…

「起きて…」

―― ………………。

目を開いた瞬間、俺の視界に飛び込んできたのは見慣れない天井だった。
見慣れた薄いベージュ色の壁紙とは違う…木目の浮かんだ張り天井。
黒ずんだそれは年季というものを感じさせ、それと同時に重苦しいまでの現実感を俺に与える。
昨日のそれが現実なのだと腹が立つまでに俺へと突きつけるそれに軽い失望を感じた。
勿論、自分でも昨日の事が全部ウソだと自分でも信じていなかったものの、やっぱり何処か期待はしていたのだろう。

霞「おはよう、須賀君」
京太郎「…はい。おはようございます」

そんな俺の期待を裏切ってくれた視界にひょっこりと女性の顔が映り込む。
目元や鼻筋が整ったその黒髪の女性は昨日紹介された石戸霞さんだろう。
何処か母性めいたものさえ感じるその穏やかな雰囲気を見間違えるはずがない。
顔立ちこそ神代さんと似ているとは言え、殆どの人が二人を見間違える事はないだろう。



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