過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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87: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:52:29.34 ID:cJv6xySVo

霞「…はい。出来たわ」
京太郎「ありがとうございます」

その憂鬱な意識を何とかしようと別の事を考えている間に着付けはどうやら終わったらしい。
それにお礼を言いながら軽く身体を動かせば、ふわりと白い布地が揺れる。
普通の服よりも幾分軽いそれは思いの外、上等なものなのかもしれない。
そんな事を思うくらいの着心地の良さに思わず感心めいたものを感じた。

霞「大丈夫?きつかったりしない?」
京太郎「いえ、大丈夫ですよ」

キュッと身が引き締まる感覚はあるが、それは決して身を縛る類のものじゃない。
どちらかと言えば、それは立派な服を着せてもらえた事による精神的なものである。
少なくとも身体からは窮屈な感じはせず、両手両足共に過不足なく動かす事が出来る。
この和装のサイズが俺にピッタリなのもあるが、ソレ以上に着つけてくれた石戸さんの手際のお陰だろう。

霞「そう。…良かった、練習した甲斐があったわ」
京太郎「…練習?」
霞「あ、いや…な、何でもないのよ」

一体、何の話かと思って聞き返したが、石戸さんに首を振ってはぐらかされてしまう。
それならば最初から口にしなければ、とも思うが、着替えの件でまだ混乱しているのかもしれない。
…まぁ、世の中には出来る女だけれども残念なタイプと言うのは少なからずいるのだ。
例えばうちの生徒議会長なんかも仕事は出来るのにダメなところはダメだからなぁ…。


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