過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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952: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/26(水) 04:34:46.03 ID:haQiXXE7o

巴「…うぅ…」

京太郎「えーっと…」

って現実逃避してる場合じゃないよな。
これ完全に警戒されてる。
四ヶ月も一緒だったとは言え、男のそういう部分なんて見せた事ないし。
女子校育ちで理解が薄い狩宿さんにとって、今の俺はケダモノに見えてもおかしくはない。

京太郎「すみません」

巴「…え?」

京太郎「その…本当は一番最初に止めて貰うつもりだったんですけど…俺、ヘタレだから言えなくて」

京太郎「狩宿さんに不愉快な想いをさせてしまって本当に申し訳ないです」

俺がもっとちゃんとしていれば狩宿さんにそんな警戒心を抱かせる事はなかったんだ。
勿論、謝罪したところで警戒を解いて貰えるとは思えないけれど、ちゃんと謝ってはおかないと。
まぁ、こうしてうつ伏せになったまま頭を下げるっていう何とも情けない格好ではあるんだけど。

巴「…なんで謝るの?」

京太郎「いや、悪いのはちゃんと言えなかった俺なんで…」

巴「…そんなの恥ずかしくて中々、人に言えるってくらい私にも分かるわよ」

巴「だから…悪いのは男の人のそういう部分を知らなくて過剰に反応してしまった私の方」

京太郎「い、いや、知らないのは仕方ないですし、そう反応するのも当然ですよ」

巴「でも、男の人がそういう風に反応するのが普通…なんでしょ?」

京太郎「そ、それは…」

巴「…ごめんね、服越しなら大丈夫って思ったんだけど…須賀君に恥をかかせる事になっちゃって」シュン

京太郎「狩宿さん…」

警戒から一転、そうやって自分を責める狩宿さんに俺は何を言えば良いのか。
彼女は悪くないと言うのは簡単だ。
実際、狩宿さんに非があるとは俺には到底、思えないし。
でも、彼女がそれを受け入れる事が出来るかどうかはまた別問題なのだろう。
申し訳無さそうに肩を縮めるほどに彼女は自分を責めているのだから。



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