46: ◆SoZEW6Fbg2[saga]
2014/03/03(月) 20:15:27.79 ID:CyvToi5w0
  
 俺は、そんなオティヌスの目をじっと見つめた。その目は何故か哀れみに満ちていて、まるで俺の苦しみを全て知っていると言 
 わんばかりの表情だった。コイツは一体なぜこんな表情をしているのか、今の俺には知る由もない。 
  
  
 上条「この世界は……」 
  
  
 上条「俺に……上条当麻に優しい世界……」 
  
  
 オティヌス「………そうだ。この世界は、上条当麻という存在に異常なまでに優しい世界」 
  
  
 オティヌス「お前を助けるためなら、お前のお仲間は何でもするだろうさ。何でもな」 
  
  
 オティヌス「お前のような人種にとっては……ここは……今までで一番の地獄だろう」 
  
  
 オティヌス「十分堪能してくれよ?」 
  
  
 無表情のまま、オティヌスはパッと消えた。 
 俺は呆然と呟く。 
  
  
 上条「堪能……だって?」 
  
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