過去ログ - 美希「千早さんと温泉旅行に行きたいの」
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1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/02(日) 21:08:45.85 ID:fkziHeia0
みきちはです。よろしくお願いします。

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2:1[saga]
2014/03/02(日) 21:10:11.30 ID:TJba4Bx+0
 肌に触れる空気は冷たいのに、体はぽかぽかと暖かかった。一刻も早く伝えたくて、美希は階段を早足で駆け上った。やがて目的地であるレッスンスタジオに着き、勢いよく扉を開けた。
「千早さん!」
 美希が大きな声で呼びかけた。千早はダンスレッスンも終わり、汗を拭いて休憩している際中のようだった。
「どうしたの美希」
「あのね、あのね千早さん」
以下略



3:1[saga]
2014/03/02(日) 21:11:21.38 ID:TJba4Bx+0
「美希、順を追って説明してくれる?」
「ごめんなさいなの」
 まだ階段を走った影響で鼓動が早かった。美希はゆっくり深呼吸をした。
「最近、ミキも千早さんもお仕事忙しかったでしょ?」
「そうね」
以下略



4:1[saga]
2014/03/02(日) 21:12:22.79 ID:TJba4Bx+0
* * *

「千早さん! 海が見えるの!」
 軽快に走る特急電車の窓から海が見えた。空も晴れ渡っていてくっきり見える。旅日和だった。
「綺麗ね。でも、あんまりはしゃいだら他の人に迷惑になるからもう少し静かにね?」
以下略



5:1[saga]
2014/03/02(日) 21:13:19.48 ID:TJba4Bx+0
* * *

 目を覚ますと美希は畳で横になっていたことに気がついた。自分の体に毛布がかかっている。
 ーーそうだ、宿に着くなり畳に寝転がって、それで眠っちゃったのか。
 美希は慌てて飛び起きた。あたりを見渡すとルームチェアに座って音楽を聴きながら本を読んでいる千早がそこにいた。
以下略



6:1[saga]
2014/03/02(日) 21:14:14.75 ID:TJba4Bx+0
* * *

「温泉付きの部屋にして正解だったの。誰もいなくていいね」
「そうね。眺めもいいし」
 二人は話しながら、ゆっくりと温泉につかった。
以下略



7:1[saga]
2014/03/02(日) 21:15:03.87 ID:TJba4Bx+0
「美希、本気でそれを言っているなら怒るわよ?」
「え……?」
 顔を上げると千早が悔しそうな顔をしていた。
「美希はいつも私に対して過大評価をしているけれど。美希は私の持っていない良さがいっぱいある。性格だって仕事だってうらやましいと思うことも多いわ。だから、自信を持っていいの」
「千早さん、ミキのこと好き……?」
以下略



8:1[saga]
2014/03/02(日) 21:15:40.43 ID:TJba4Bx+0
終わりです。ありがとうございました。


9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/02(日) 21:21:19.12 ID:5YMKoLuAO



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/02(日) 22:11:37.68 ID:fY07DiEg0
おつ


11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/03(月) 17:23:21.24 ID:RBruqn4R0



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