17: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:42:45.69 ID:oBQCjzsb0
少年は実感する。
ほんとうに自分はついていないと。
今回は不幸なことに、気まぐれな性格が仇になった。
少年は現在、路地裏を学生寮とは逆方向に走っている。
上条「まさか絡まれていたのが噂に名高い『超電磁砲』だったなんてな…」
少年のつぶやきに答えるかのように、背後から『追跡者』の追い打ちが飛来した。
喰らえば火傷は免れない電撃。
電撃使いとしては最高位に君臨する少女の攻撃だ。
頑丈な少年でも喰らえばただではすまないだろう。
御坂「ちょこまかとっ!なんで当たんないのよ!」
わかったら諦めてくれ。
少年は言葉であしらったが、無駄だった。少女は聞く耳を全く持たず、ただ勝負しろの一点張り。
攻撃のパターン、威力、能力の応用…。
それらから判断するに、おそらく少女は逆立ちしても少年には敵わないだろう。
当然といえば当然だ。
常に死線に身を置く彼が中学生ごときに負けていては話にならない。
少年に超能力者との対戦経験はないが、右手があるかぎり負けることはないだろう。
実際、少年は後ろを振り返ることなく電撃をかわし続けていた。
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