過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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516:坂本圭助 ◆ENoaiFO/XE[saga]
2015/11/07(土) 00:26:11.75 ID:tsBge7U40
その瞬間、私は全身の血液が沸騰するような強い感情に襲われた。
腹の言葉からせりあがってくる強い衝動に突き動かされ、私は叫ぶ。


「ふざけないでください!」


そう叫ぶと私は、少佐の方をつかんで強引に私の方を向かせる。
私とて男だ。
ここに来るまでは落ち込む少佐を優しく慰めることで、あわよくば…………と言う邪な気持もなかったとは言わない。
しかし先ほどの少佐の顔に浮かんでいた表情は、私のそのような小賢しい計算など一瞬で吹き飛ばしてしまった。

「ひ、土方貴様……」
「なにを簡単に諦めてるんですか!私は…………私は貴女のそんな表情など……見たくありません!どんな時も前を向き、先頭に立って周りを引っ張ってゆく、そんな貴女が私は……っ!」
「私が……何だというんだ?」
「少……佐?」

急に変化した少佐の声色に、私の高まっていた感情が冷水をかけられた様に鎮まっていく。
付き合いの長い私も初めて見る、どこか皮肉っぽく自嘲の表情を浮かべた少佐はなおも言葉を続ける。



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